あがり症の症状は極度の不安感や緊張感が引き金になっていくつかの症状が出るというものですが、この不安・緊張時に交感神経の活動が活発になり脳内物質のアドレナリンというものが通常よりも多量に分泌されて起こるという事が分かっています。
このアドレナリンの分泌を抑えることが出来ればそれに関連する症状も出にくくなりますから、根本的な対策の一つといえるでしょう。
あがり症で処方される抗うつ剤や精神安定剤などはこの不安・緊張を和らげる薬効があり、治療に用いられています。
処方薬としてはプロザック、ソラナックス、デパスといった精神安定剤系列の薬品、市販薬では同様の薬効でイララックなどが知られているようです。
なお、こういった精神安定剤は効き目も副作用も穏やかなマイナートランキライザーと強い効き目のメジャートランキライザーの2種類があります。
あがり症の各個別の症状である動悸が激しくなる、手足が震える、顔が真っ赤になる、汗を異常にかくなどは対症療法といってその症状をまず薬品などで押さえ込むという方法もあります。
あがり症の原因とも言える動悸が激しくなるのを防ぐには心臓病で用いられている動悸を抑える薬品が有効です。
βブロッカーと呼ばれている薬品は心臓を活発にする交感神経のβ受容体に作用し不整脈や狭心症の原因とされる心臓の収縮力を抑える事ができる薬品です。
同時に手足の震えにも効果があります。
なお発汗を直接作用で抑える薬品はありませんが、発汗をを抑えるには制汗剤などお使いになるといいと思います。
あがり症の心理状況改善に加えて個別症状の改善・緩和は全体的な治療を推し進める上で非常に有効な方法ですから出来る限り双方の治療を実践される事をお奨めします。
特にあがり症の個別症状は緊張時にさらに症状が連鎖して悪化するサイクルになりやすく、個人のちょっとした努力で対処・改善できますから、個別症状をよく検証して自ら改善に努められるといいかと思います。
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