「あがり症」に有効な2種類のお薬があります。
一つは「あがり症」に対応して起きる身体の異常を制御する薬です。
何かの行動の前に緊張しすぎて交感神経の活動が異常に活発になり、その結果として手や体が震えたり、動悸が激しくなったり、汗を大量にかいたりするという身体的な異常反応を化学的に抑えて症状の拡大を防ぐという事です。
「あがり症」はその発端がかぜや腹痛など一般的な身体的異常と違って、認識できない場合も多いので、気が付くとすでにその症状が出ているというケースがほとんどです。
したがって一旦その状態に陥ると、上記のように手、体の震えや動悸、発汗がさらに増大し制御がきかなくなってしまい手の施しようがありません。
そこで動悸の激しくなるのを薬品で食い止め、あがり症の拡大サイクルにブレーキをかけて緩和をはかります。
この薬品は基本的に心臓の動悸を抑制する機能をもつ薬品で、あがり治療専用治療薬ではないため、服用には細心の注意が必要です。
もう一つは緊張や不安があがり症に直結することからそれらを取り除く薬品です。
抗不安剤、精神安定剤などと呼ばれている薬品です。
脳に直接働きかけてリラックスした状態へと促し、緊張感、不安感をとりのぞきます。
薬品外のもので手軽に買える軽度治療用の市販品もありますが、やはり病院の精神科やメンタルクリニックで診断を受けて処方してもらった薬品のほうが信頼性および効果が高いと思います。
こういった抗不安剤、精神安定剤には副作用として依存性や習慣性が指摘されているものも少なからずありますので、専門医の先生とじっくりと相談をして自分にあった薬を選びたいものです。
即効性のある薬を選んで症状のでそうな場合の直前に服用すると、効果が得られるケースが多く見受けられます。
薬物治療だけでなく、同時にカウンセリングなどを受けこころの中にあるあがり症の解明にも取り組むとより効果的な薬物治療になるかと思います。
どの薬品を用いるにしても薬物であることに変わりはありませんので、医師と向き合って相談の上で慎重に薬を選ぶことが重要だと思います。
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